ソルジャーストライク

FF7

セフィロス(以下セフ):♂(cv森川智之)

クラウド(以下クラ):♂(cv櫻井孝宏)

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  1. セフ「ワタシの道を塞ぐというのか?クラウド」
  2. クラ「たしかに俺は、あんたに憧れた...しかし、俺はあんたじゃない!」
  3. セフ「いいだろう。止められるものならな」

  4. クラ『俺は、ソルジャーに憧れていた。俺にとってソルジャーとは、
  5.     夢であり、近くて、遠い存在だった。』

  6. セフ「君、名前は?」
  7. クラ「クラウドです。」
  8. セフ「クラウドか...君がザックスの代わりの守役か」
  9. クラ「もりやく?自分は、子守りと言われる様な歳では...」
  10. セフ「君ではない。俺のだ。」
  11. クラ「自分は、志願してきました。」
  12. セフ「ハッハッハ!君も酔狂だな。ザックスには会ったか?」
  13. クラ「はい。」
  14. セフ「あいつは気さくな奴だからな。俺の愚痴もこぼしていただろう?」
  15. クラ「はい。あっ...いえ。その...」
  16. セフ「構わないさ。あいつは俺にもズバスバ言っていたからな。」
  17. クラ「でも、自分は...。」
  18. セフ「そう固くなるな。固くいられると俺の肩までこる。」
  19. クラ「...はい。」
  20. セフ「クラウド。」
  21. クラ「は、はい!」
  22. セフ「よろしく頼む。」
  23. クラ「はいっ!」

  24. セフ『セフィロスはどのソルジャーからも憧れの的。最強のソルジャー。
  25.     生まれた意味も知らず、ただ与えられた任務をこなす。
  26.     まるで、機械人形の様に。』

  27. クラ「セフィロスー?セフィロスー?!...あっ!」
  28. セフ「...ん?(眠りから目覚める)」
  29. クラ「こんなトコロにいた!まったく、
  30.     サボったのを探すコチラの身にもなってくれよ!」
  31. セフ「...ああ、クラウドか。すまないな。」
  32. クラ「あんた、反省してないだろ。」
  33. セフ「んんー。訓練なんて、俺が居なくてもいいだろ?」
  34. クラ「本日は社長が視察に来られる、って話しておいただろう?
  35.     示しがつかない。」
  36. セフ「そうか。そんなことも言っていたな。」
  37. クラ「はぁ。本当にこんなのが憧れだなんて...」
  38. セフ「さて、顔だけだしておくか。」

  39. クラ『セフィロスは、最強の名の通り強かった。
  40.     最強の名ゆえに孤独だった。』

  41. セフ「最近良く夢を見るんだ。」
  42. クラ「それが遅刻の言い訳か?」
  43. セフ「言い訳はしない。だが、どこか懐かしい感じがするんだ。
  44.     ...クラウド。」
  45. クラ「なんだ?」
  46. セフ「ひとつ、頼みを聞いてくれるか?」
  47. クラ「俺にできることなら」
  48. セフ「...俺を抱いてくれ。」
  49. クラ「............はぁ?!俺にそんな趣味はない!
  50.     いくらセフィロスといえども...」
  51. セフ「いや、違う。そんな意味で言ったのではない!勘違いをするな。」
  52. クラ「唐突すぎる。訳を言え。」
  53. セフ「その......母に抱きしめてもらうとはどういうのなのかと...」
  54. クラ「はは?」
  55. セフ「こっちへきて、抱きしめてくれないか?」
  56. クラ「......仕方がない。」
  57. セフ「...............かたいな。」
  58. クラ「悪かったな!」
  59. セフ「これではない感だな」
  60. クラ「仕方ないだろ。」
  61. セフ「だが、あたたかい。」
  62. クラ「......満足したか?」
  63. セフ「変な気になるなよ?」
  64. クラ「なるわけ無いだろう!」
  65. セフ「ありがとうクラウド。」
  66. クラ「いや、俺は別に。」
  67. セフ「俺は、母を覚えていないんだ。
  68.     しかし、最近夢で誰かに呼ばれている気がするんだ。
  69.     懐かしいような、あたたかいような。
  70.     それが母なのかもしれないと...」
  71. クラ「なるほどな。それじゃあセフィロス。ひとつ言っておく。」
  72. セフ「なんだ?」
  73. クラ「鍛えている筋肉質の男の体を代わりに求めるのは
  74.     やめたほうがいい。」
  75. セフ「ハッハッハ!そうだな。」

  76. クラ『セフィロスの異変はこの頃からかもしれない。
  77.     ジェノバの意味を知っていれば......』

  78. セフ「クラウド。君は俺から卒業だ。君に任務が与えられるだろう。」
  79. クラ「ようやくセフィロスから開放されるのか。」
  80. セフ「たしか、ザックスも同じように言っていたな。
  81.     お前にはいい素質があると思う」
  82. クラ「セフィロスにお墨付きをもらえば、
  83.     ソルジャーも夢じゃないな(笑)」
  84. セフ「...そうだな。期待しているよ。」

  85. クラ『ソルジャーになる資格なんて知らずに。俺は舞い上がっていた。
  86.     そして...俺は、セフィロスに裏切られた。
  87.     いや、夢を見過ぎていたんだ。』

  88. セフ「ワタシはお前ならここまで辿り着くと思っていた。」
  89. クラ「セフィロス!なぜ、こんなことになった!?」
  90. セフ「なぜ、ワタシがお前を選んだと思う?
  91.     ザックスではなく、クラウド。お前を。」
  92. クラ「選んだ...だと?」
  93. セフ「お前にはザックスにないものがある。」
  94. クラ「ザックスにはないもの?」

  95. セフ「ああ、(耳元で囁くように)お前は臆病だからだ。」
  96. クラ「セフィロスーーーー!!!!」

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