犯人の名は・・・
スレイヤーズ
リナ・インバース(以下リナ)&ナレーション(以下ナレ):♀(CV林原めぐみ)
白蛇のナーガ(以下ナーガ):♀(CV川村万梨阿)
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- ナーガ「あなたが、リナ・インバースさん?」
- リナ 「......ナー...ガ??」
- ナレ 「とある街でのこと、先日、盗賊どもをぶっ飛ばし、
- 気分爽快!ふところほくほく♪
- その日の宿をとろうとしたところ、
- あたしに会って欲しい人がいると言われ来てみれば、そこには......」
- ナーガ「リナさん!教えてくださいませんか?
- 私はいったい何者なのです?」
- リナ 「え...............っと......(汗)」
- ナレ 「そこには、フリフリドレスの気品あふれる
- お嬢様な姿のナーガがいた。」
- リナ 「と...とりあえず、いったいあなたに何があったのか、
- 説明してくれる?ナーガ」
- ナーガ「ナーガ?それが私の名前なのですか?」
- リナ 「そうよ、あなたはサーペントのナーガ!
- 本名かは知らないけれど、そうあたしに名乗っていたわ」
- ナーガ「サーペントのナーガ.........ですか。.........素敵♪」
- ナレ 「やっぱりナーガはナーガね...(汗)」
- リナ 「で、なんでそんなことになったのか、説明できる?」
- ナーガ「それなんですが、私を助けていただいた方によると、巨大な岩の隣で、
- 私がすごい格好で倒れていた。ということなんです。
- 気が付いたら何もわからなくて...」
- リナ 「巨大な岩ねぇ...。」
- ナーガ「ええ、すごい音がして何事かと見たら
- 突如として現れ、その岩はいったいどこからきたのか
- 見当が付かないということのようです。」
- リナ 「じゃあ、その岩に当たって記憶喪失に...ってこと?」
- ナーガ「大きなたんこぶも出来ていたようなのでおそらく。
- ほら、ここからも見えるあの巨大な岩です。」
- リナ 「......げっ?!あれは......」
- ナレ 「先日、ぶっ飛ばした盗賊のアジトには、それはそれは趣味の悪い、
- しかもバランスの悪い石像があった。
- 作ったときに予算が足りなかったのか、頭でっかちの石像であった。
- あたしが意気揚々と広範囲呪文で、 盗賊達を片っ端から
- 吹っ飛ばしていると、気が付いたらその石像の頭も無くなっていた。
- あたしに吹っ飛ばされた衝撃からか、
- 像の頭の形は無かったものの、微かだが
- 見たことのあるものならわかるであろう特徴が、
- 残っていたから間違いない。」
- ナーガ「リナ...さん?今、げっ?!っておっしゃいました?
- 何か心当たりでも?」
- リナ 「あ~.........さ、さぁ?なんのことかしら?」
- ナーガ「何か...ごまかそうとしてらっしゃいません?」
- リナ 「ちっ。変なとこで勘のいい奴。(ボソッ)」
- ナーガ「リナさん...まさか...。」
- リナ 「ギクリ」
- ナーガ「私の美しさに嫉妬して、闇討ちを...?!」
- リナ 「んなわけあるかぁぁぁぁい!」
- ナレ 「その時スパコォォォン!と入ったあたしの渾身の一撃は、
- ナーガに同じこぶを作らせるほどの衝撃があった。
- っておい、あたしのスリッパの攻撃は、飛んできた大岩並か?」
- ナーガ「いたたたた。ちょっとリナ!痛いじゃないのよ!」
- リナ 「ナーガ?元に戻ったの?」
- ナーガ「元にって.........ん?何?この服は?」
- リナ 「あ~よかった.........のかどうかはわかんないけど。
- とりあえず、よかったわ。はぁ、なんか疲れた。
- あたしは部屋に戻って休むわね。」
- ナーガ「ええ.........?何なのかしら?」
- ナレ 「結果。ナーガは記憶を取り戻し、
- あの大岩は人の手ではどけられそうにないので、
- こじつけて街のモニュメントになるそうだ。
- ナーガの場合。記憶がない方が平和的であったかもしれない
- けど・・・」
- ナーガ「オーッホッホッホッホッ!!」
- ナレ 「ああ、今日も彼女の高笑いが鳴り響く。」
終