恐るべしは・・・
らんま1/2
早乙女乱馬(以下乱馬):♂(cv山口勝平)推奨兼役(九能)
早乙女らんま(以下らんま):♀(cv林原めぐみ)
早乙女玄馬(以下玄馬):♂(cv緒方賢一)
天道早雲(以下早雲):♂(cv大林隆介)
天道なびき(以下なびき):♀(cv高山みなみ)
天道かすみ(以下かすみ):♀(cv井上喜久子)推奨兼役(右京)
九能帯刀(以下九能):♂(cv鈴置洋孝)
猿渡サスケ(以下サスケ):♂(cv千葉繁)
シャンプー(以下シャン):♀(cv佐久間レイ)
久遠寺右京(以下右京):♀(cv鶴ひろみ)
響良牙(以下良牙):♂(cv山寺宏一)推奨兼役(早雲)
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
- ー九能家ー
- 九能 「サスケ!サスケはおるか?」
- サスケ「はっ!ここに。」
- 九能 「我が愛しの天道あかねと憎き早乙女乱馬の婚姻が破断したようだな。」
- サスケ「いえ、どちらかと言えば延期かと・・・」
- 九能 「ドレスか着物、どちらが似合うと思う?」
- サスケ「・・・は?」
- 九能 「やはり、天道あかねは文金高島田か・・・
- いや。ドレスもさぞ似合うだろうな・・・」
- サスケ「また人の話聞いてない・・・。」
- 九能 「サスケ!」
- サスケ「はっ!」
- 九能 「天道あかねの好みを聞き、おさげの女の指のサイズを、測ってこい!」
- サスケ「指のサイズでございますか?」
- 九能 「エンゲージリングというモノを作らなくてはな!」
- サスケ「あ・・・はい。かしこまりました。」
- ーお好み焼きうっちゃんー
- 乱馬 「は?俺の指のサイズ?」
- サスケ「おさげの女のサイズを確かめてこいと・・・」
- 右京 「乱ちゃんの指のサイズか・・・それはうちも知りたいな?」
- 乱馬 「なんだようっちゃんまで。指のサイズなんてしらねぇぞ?」
- バシャン
- 乱馬 「ぶわっ!」
- ーコップの中の水をかけられる乱馬ー
- らんま「(怒)おい、良牙・・・てんめぇなにしやがる!」
- 良牙 「お・さ・げ・の・お・ん・な・の指のサイズだろ?
- ほら、存分に測ってもらえ~らんま」
- サスケ「では、失礼して・・・」
- ドボドボドボ
- らんま「あっちぃ!」
- ーお湯をかける右京ー
- 右京 「それよりも先に、男の乱ちゃんのサイズ測ってや。」
- 乱馬 「うっちゃん・・・(汗)」
- サスケ「(ため息)はぁ・・・そんなことは、
- 拙者にはどうでもよもよいのです。」
- 良牙 「(水をかけながら)どうでもいいだと?」
- らんま「なんだ?また家出でもすんのか?」
- サスケ「帯刀様には、そろそろ九能家次期当主として自覚していただかねば」
- なびき「あら?なんだか面白そうな話してるわね。」
- らんま「なびき!?と、オヤジ?!」
- 玄馬 「ぱふぉ?」
- なびき「具体的にどうしたいの?」
- サスケ「そうですなぁ。せめて、一人のおなごに絞り、婚約出来れば
- 少しは落ち着いてくれると思うのですが・・・」
- 玄馬 「よし、らんま。お前が婚約者になってやりなさい」
- らんま「こらクソ親父、寝言は寝て言え。」
- 右京 「そうやでおっちゃん!らんちゃんはもう、うちのいいなづけやし。」
- 良牙 「そうだぞ、らんま。あかねさんがあんな変態の元へ嫁ぐ・・・
- とつ・・・うおぉぉぉ!許さん!あかねさん!今助けに行きます!」
- シャン「アイヤー?良牙のやつどうしたね?」
- 右京 「シャンプー!何しにきたんや?」
- シャン「何しに?らんまの声聞こえたから・・・らんま!
- 今から猫飯店の方に顔出すヨロシ!
- 新メニュー出来たから、ぜひ試食してほしいネ!」
- 玄馬 「そういうことなら是非ワシも行こう!」
- 良牙 「はぁ、はぁ、はぁ。すまん。天道家はどこだ?」
- ー天道家ー
- かすみ「ただいま。お父さん」
- 早雲 「ああ、おかえり。かすみ。今日の晩御飯はなんだね?」
- かすみ「今日はね、」
- 良牙 「あかねさーん!?」
- らんま「落ち着けって!良牙!」
- なびき「ただいまー。」
- かすみ「おかえりなさい。」
- なびき「あ、ねぇお父さん。もしあたしが婚約したい人がいる
- って言ったらどうする?」
- 早雲 「そーか、そーか、なびきにもそんな人が・・・ってえええ?
- そ、それは本当かい?なびき?」
- なびき「いやーねぇ。例えばの話よ。」
- 早雲 「た、例えば・・・はは、そうだよねぇ。」
- なびき「あ、お姉ちゃん。お母さんの指輪、どこにあるの?」
- かすみ「お母さんの指輪?たしか・・・」
- シャン「猫飯店新メニューおまたせネ!」
- 玄馬 「ただいまー。晩御飯だぞ!天道くん!」
- 早雲 「おかえり早乙女くん。おや?猫飯店が今日の晩御飯なの?」
- かすみ「あ、そうなの。お父さん。新メニューの感想が欲しいんですって」
- サスケ「それでは、拙者もお邪魔して・・・」
- 右京 「おっちゃん、お邪魔するで!うちも新メニューどんなんかみたるわ」
- らんま「あ!先に食ってんじゃねぇよ!」
- 良牙 「らんま!キサマ~あかねさんをどこへやった!」
- らんま「だから、あかねは今日は友達の家だって言ってんだろ?
- ほんとしつこいやつだなぁ」
- なびき「ねぇ、らんま君?手、だして?」
- らんま「あん?なんだよ?」
- なびき「あら、けっこうぴったりね。薬指。」
- らんま「んー...ちょとゆるくないか?」
- なびき「ちょっとゆるいくらいでいいのよ。はい。今度はあたしにはめて」
- らんま「これでいいのか?」
- なびき「・・・ぴったりね。らんま君の方がちょっと細いってこと?
- なんか悔しいわね。」
- かすみ「なびき、あとでちゃんと片付けてね。」
- なびき「わかってるわよ!あ、お父さん。
- あたし、九能ちゃんと婚約することにしたから。」
- 早雲 「ああ、そう。・・・・・・ってええぇぇえぇえ?!」
- かすみ「ほんきなの?なびき?」
- なびき「あたしは本気よ?」
- サスケ「なんと・・・まさかなびき様が・・・」
- らんま「お...おい。あの九能だぞ?いいのか?なびき?」
- なびき「だって、九能ちゃんお金持ちだし。」
- 良牙 「祝福してやれらんま。」
- らんま「良牙・・・おめぇ・・・」
- 良牙 「正直あかねさんでなければ俺はどうでもいい!」
- らんま「正直だな、おまえ。」
- 九能 「まてーい!」
- 玄馬 「だ、だれだ!」
- サスケ「そのお声は・・・帯刀さま!」
- らんま「げっ!」
- シャン「アイヤー。また増えたか。」
- 九能 「よいか、天道なびき!貴様にひとつだけ言っておく!」
- なびき「あら、プロポーズでもしてくれるのかしら?九能ちゃん♪」
- 九能 「僕にも、選ぶ権利というモノがある!」
- 右京 「まあ、そらそうやな。」
- なびき「あら、あたしにだってあるわよ?」
- 早雲 「それは、どー言う意味だね?九能くん?うちのなびきじゃダメ
- ということかね?」
- らんま「だろうな」
- 良牙 「そうだろうな」
- 右京 「そーいうことやな」
- 玄馬 「1回このネタやってたしなぁ。」
- シャン「おそるべし、二番煎じネ」
- かすみ「あらあら。」
- 九能 「すまない、天道なびき。貴様の僕への愛はありがたいが、
- おさげの女と天道あかねに心を決めたのだ!」
- らんま「今すぐその決心ごと消え去れぇぇぇ!」
- 九能 「ぬぉおおあ!おさげの女ァァァァ(吹っ飛ばされてフェードアウト)」
- なびき「仕方ないわねぇ。じゃあ、サスケ!」
- サスケ「はっ!」
- なびき「帰ってあんたの主人に言いなさい。おさげの女とあかねの指輪のサイズ。
- 交渉しだいで教えてあげるってね」
- サスケ「ははっ。それでは、これにて御免!
- あ、新メニューおいしゅうございました。」
- 玄馬 「なびきくん。・・・その。・・・落ち込んだりなどするなよ?」
- なびき「へ?なんで?」
- 早雲 「お父さんたちはなびきの味方だからね」
- なびき「ああ、あたしがふられたと思ってるの?違うわよ。
- あたし、慰謝料ふんだくる気で言ったんだもん。」
- 右京 「なんちゅうがめつさや。」
- らんま「ってかよ、おさげの女の指輪のサイズって・・・」
- なびき「え?さっき測ったじゃない」
- 良牙 「何と言う手際の良さ!あの、それであかねさんのサイズは・・・」
- 右京 「まさか・・・男の乱ちゃんのサイズも?」
- なびき「ああ、知ってるわよ?」
- シャン「それ、買うネ!」
- 右京 「うちも!」
- なびき「はいはい、順番にね!」
- 早雲 「なんというか、早乙女くん。」
- 玄馬 「天道くん。」
- らんま「金の亡者ってこえぇ・・・」
終