お花見なんてなかったんや
スレイヤーズ
リナ・インバース(以下リナ):♀(CV林原めぐみ)
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン(以下アメ):♀(CV鈴木真仁)
獣神官ゼロス(以下ゼロス):♂(CV石田彰)&盗賊:♂(一言)
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
- リナ 「ぽかぽかとした暖かな陽気・・・」
- アメ 「あなた方の悪事もそこまでです!」
- リナ 「ふんわりと香る新緑と花のかほり」
- アメ 「か弱き乙女を狙う曲がりきった根性!
- 私が真っ直ぐに正してあげます!」
- ゼロス「一体どこにか弱き乙女がいたんでしょうかね?」
- リナ 「もうすっかり春ね。と、小鳥たちも噂話に花が咲いているわ」
- アメ 「正義の鉄槌を喰らいなさい!とうっ!・・・どべしっ!」
- ゼロス「ほんと、アメリアさんは飽きませんねぇ(笑)」
- リナ 「あーもう!うっさいわね!2・3匹の盗賊相手に
- どんなけかかってんのよ!」
- ゼロス「アメリアさんが、名乗りは必要だっていうものですから。
- まぁ、僕は何もしないのでどちらでもいいんですけどね(笑)」
- リナ 「まったく、ファイヤーボール!」
- アメ 「ふぎゃあ!?」
- ゼロス「あ、アメリアさんにも当たった(笑)」
- アメ 「リナさんひどいですよぉ!?盗賊さん達と一緒に
- ふっとばすなんてぇ!」
- リナ 「あー、ごめんごめん。だって、あんな奴らすぐに片付くのに
- いちいちめんどくさい事やってるから。ついね。」
- アメ 「何を言ってるんです!話してわかる相手なら、
- それで解決するのが一番!実力行使は最終手段ですよ!」
- リナ 「話してわかる相手ならね。」
- ゼロス「それより、リナさん。先程は何をブツブツ言っていたんですか?
- リナさんらしくない単語が並んでいたような?」
- リナ 「あたしらしくないってどー言うことよ。ポエムよ!ポエム!
- あたしの趣味!」
- ゼロス「っ?!そんなおぞましいものが趣味だったんですか?!」
- リナ 「おぞましいって・・・まぁ、あんたは魔族だもんね。
- 生きるの素晴らしい!的なのが多いポエムだったら
- おぞましいかもね。」
- ゼロス「いやぁー。リナさんが乙女チックのほうがおぞまs・・・」
- リナ 「(食い気味に)どげしッ!あたしだって乙女なとこくらいあるわよ!」
- ゼロス「いたたたた。」
- リナ 「もう春だもの。ちょっぴしぽかぽかポエムのひとつでもって・・・」
- ゼロス「ぽかぽか・・・誰か殴る効果音にしてはかわいらs・・・」
- リナ 「(食い気味に)どげしっ!一言多いわよ!」
- アメ 「ゼロスさん、実はどMなんですか?」
- ゼロス「いやですねぇ。ガウリィさんじゃないんですから。」
- リナ 「でも、こんな陽気だと、盗賊退治とかより
- お花見とかのほうがいいわねぇ」
- ゼロス「リナさんふたつ名捨てるんですか?」
- リナ 「捨てるとかじゃないけど・・・、ってそもそも
- あたしが名乗ったわけでもないし!」
- アメ 「お花見かぁ。セイルーンでお花見祭りありますよ!」
- リナ 「へぇ。そんなのやってたんだ!知らなかった」
- アメ 「ええ、まぁ、気まぐれでやっているようなものでしたから、
- 花とかも毎年違っていましたし(笑)」
- ゼロス「セイルーンも結構いいかげんなんですねぇ」
- リナ 「そういうゼロスはなにかお祭りみたいなことやらないの?」
- ゼロス「生命が輝いているところを喜ぶ魔族なんていませんよ(笑)
- まぁ、上司は結構めんどくさがりなので。無いですねぇ。」
- アメ 「お祭り楽しいのに・・・」
- ゼロス「魔族が楽しむのは血祭りですよ!アメリアさん」
- アメ 「うっ・・・何と言う悪!」
- リナ 「いや、正義の魔族もあんまし・・・」
- ゼロス「そういえば、宴会芸というのはやらされたことがありますね。」
- リナ 「ゼロスの宴会芸?なにそれ(笑)やってやって!」
- アメ 「私も少し気になりますね」
- ゼロス「ええー。やるんですかぁ?」
- リナ 「いいじゃない!減るもんでもなし。何やったのよ!」
- アメ 「わくてかわくてか」
- ゼロス「んん~・・・減るので、それは秘密です♪」
- リナ 「ちぇっ。」
- アメ 「ちなみにリナさんは何かあるんですか?宴会芸。」
- リナ 「ん~まぁいろいろやりようはあるけどねぇ。
- 一発芸のリナちゃんとか言われたこともあるしぃ。」
- ゼロス「完全に芸人ですね(笑)」
- リナ 「うるさいわよ!そういうアメリアは?」
- アメ 「へ?私ですか?」
- リナ 「なんかネタないの?」
- アメ 「うーん・・・ではっ!」
- リナ 「おお?!」
- アメ 「こほん。リナさんのマネやります!」
- リナ 「え?」
- アメ 「暴れるモンスターあればとことんぶちのめし!」
- ゼロス「ああ!あそこですね!」
- アメ 「輝くお宝あればとことん独り占め!」
- リナ 「ちょっと!」
- アメ 「大胆不敵電光石火!勝利は私のためにある!ずびしっ!」
- ゼロス「おおお!( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ」
- アメ 「ドラゴンもまたいで通る!ドラまたリナとは私のことよ!
- おーほっほっほ!」
- ゼロス「いやー懐かしいなぁ」
- リナ 「こらこらこら!他はいいとしても、最後のはなによ!
- そんなこと言った覚えはないわよ!
- 高笑いとかどっかの金魚のうんちじゃないんだから・・・」
- アメ 「あれ?こんな感じじゃありませんでしたっけ?」
- ゼロス「いやぁそっくりですよ!ただ、どうしても胸が揺れてしまうところが
- おしいですけど」
- リナ 「あんたたちねぇ・・・(怒)」
- アメ 「でも、ゼロスさん、まだ出てきていなかったのによく知ってますね」
- ゼロス「まぁ、魔族の中でも情報通なんですよ。僕。」
- アメ 「魔族の世界でも人気なんですねぇリナさん!」
- リナ 「ちっとも嬉しくないわよ!(怒)」
- 盗賊 「命が惜しけりゃ有り金置いていきなっ!」
- リナ 「うるさい!ファイヤーボール!」
- アメ 「ああああ!リナさん!なんですぐにふっ飛ばしちゃうんですか!
- 正義の登場シーンが・・・」
- リナ 「はぁ。春にひたっている暇もないってことか。」
- ゼロス「まぁ、リナさん達がおとなしくお花見するなんて
- できるわけ無いですよね(笑)」
- リナ 「ふっ。・・・お花見なんて、なかったんや(泣)くすん。」
終